始まりは2017年。もっと前から話されていたかもしれませんがAI普及で不要になる職業で常にトップを走っていた銀行員ですが、ついにMUFJがそれを実施しそうです。
三菱UFJ、店舗4割減へ
銀行は人とATMを無くしたかった
今回の話の大本は「店舗4割減」です。しかし私はあえて「人」と「ATM」にフォーカスします。なぜなら今回の話は店舗を減らしたいわけではなく、誰でもできる銀行窓口の仕事と、コンビニATMの普及とスマホ決済によって取引が減っているにもかかわらず、設置しているだけで重荷にしかなっていないATMを大量に抱えすぎていたからです…。
不要になる銀行員、必要とされる銀行員
毎日同じような動きをしていると私たちも感じることが多いですが、銀行の業務はほぼほぼ規律に守られているため、両替や保険含めてAIに任せることが可能です。そして花形である国際取引ですら、昔のようにガヤガヤやるわけではなく、PC化が進みオンライン取引です。さらに人がポジションをとることはほぼなく、AIが勝手に判断して買うべき場所や、売るべき場所を把握します。必要なのは技術者と法人営業ぐらいになるのではないでしょうか…。
ATMは要らない。現在でも階層閉鎖をしている店舗もある
1階がATM。2回が相談窓口などの店舗や、ATMが一角を利用していて窓口が半分などの銀行がありますが、現在では増えすぎたATMの稼働を減らすために一部利用制限をしていたり、階層閉鎖をしていたり様々な取り組みをしています。現在でも動かすことがリスクなので運用はなかなか考えているみたいです。
コンビニATMも多すぎると言われている
実はATMはすごいリスクです。警備員から現金輸送からいろいろなことをしなければいけないとされています。結果銀行からするとリスクであり、だからこそコンビニATMは複数銀行が共同出資している現状です。しかし彼らはすでに増えすぎていると感じているようです。
最後に
そもそもリアルマネー(紙幣・硬貨)の流通量を減らしたいのが政府の方針であり、着々と進んでいると思われます。その結果、換金場所のATMも銀行員も少なくできるのは一貫した流れであり仕方がありません。しかし銀行員も仕事としてその場にいるとともに、生活が懸かっている現状です。今後の銀行の展開に目が離せない事態になりました。