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【東京大学発表】進化は次の世代へ?バイオハザード的進化の方法解明される…?

人は次に進化する生物は何なのか、そして人のように進化するには何がかかわっていたのか。そんなキメラも作れる危ない話もある中、原子生物と「いわゆる生き物」の違いは何なのかが解明されようとしています。そして「進化の秘宝」にかかわるものが解明され、今後はちょっと怖い世界に突入しそうです。

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物質から生命への進化を可能にしたカギは寄生体

生命が生まれる前の時代には、RNA や短いタンパク質などの分子が集まってできた自己複製する分子システムが存在しており、それらが少しずつ進化することによって、生命が誕生したと想像されています。しかし、これは完全に想像でしかなく、いままでどの研究グループも、分子のシステムが進化して生命に近づいていく様子を観察できていません。例えば、初めて進化する分子システムを作ったのはアメリカのシュピーゲルマンらのグループですが、RNA は進化にしたがって短くなり進化が止まってしまうことを報告しました(Mills et al PNAS1967)。その後、いくつかのグループが自己複製分子システムの進化実験を行いましたが、いずれの場合も最も速く増える分子(多くの場合最も短く単純な分子)が集団を占めることで進化はすぐに止まってしまいます。いったいどうやったら分子のシステム持続的に進化を続け、もっと複雑な生命体へと至るのでしょうか?このことは生命の誕生と進化における大きな謎として残されていました。

(中略)
本研究成果から、ひとたび寄生体が出現すると寄生体との進化的軍拡競争によって進化は持続的になり、さらに宿主も寄生体も多様化することが発見されました。これは、生物だけの特徴だと考えられてきた多様性の進化や持続的な進化といった現象が、非生物の分子からなるシステムで再現された初めての例です。寄生体の出現によって、RNA という分子であっても「まるで生物のように」進化することが可能になりました。この寄生体との共進化が、物質から生命誕生を可能にしたカギではないかと発表者らは考えています。

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このすごさと怖さを知るがいい

第3話「命を懸ける価値」

私自身、生物学に精通しているわけではないのでこの研究の本質的なものは分かりません。しかしこの文面からわかることは、進化の秘宝のようなものはすでに解明されたといっても過言ではなく、その起爆剤となるものは「寄生体」いわゆる寄生虫のような、なにかに寄生をしていく生物とのかかわりだということでしょう。これはリアルバイオハザードが起きる可能性はあり得るのです。

 

バイオハザードのストーリーはウィルスが発端

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そもそもウィルスは寄生体の一種なのだと思います。そう考えれば、ウィルス開発をするというのは軍事的にも、生物的にも、むしろ薬的な要素からも必要です。バイオのストーリーはウィルス開発をしていた会社が発端となり、そのウィルスを浴びた人間(生物)がゾンビのようになるのが主な部分。つまりこの「寄生体が進化の秘宝」という東京大学の論文を基に、様々な進化を作り出せれば「人間も進化できる」と考えられる人たちが出てきても不思議ではありません。 

 

キメラ(キマイラ)は作ってもいいのか

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ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つような、神話で登場するキメラを作ってもいいのかという議論はあり得るでしょう。グリフォン・ケルベロス・ユニコーンだって作れます。むしろ作れたとしても、現時点ではダメなのは明白なのですが、研究をしてもいいかと言われたら「する人は居るだろうな」と思えます。この倫理については何とも言えません。「プログラミングでも作者が悪いのか、使う人が悪いのか」というWinnyな議論があったり、「銃開発した人が悪なのか、否か」「ナイフを売ったら犯罪か」などは、色々な解釈がある部分です。

 

SFが現実味を増してくる時代

宇宙の旅はすでに現実になりました。次の世界観は何なのでしょうか。もしかしたら、この進化の促進方法により「ジュラシックパーク」も、「ジョーズ」も作り出すことが可能になるかもしれません。そして化学兵器より強力な生物兵器の開発もあり得るでしょうね…。

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