どうもこんにちは。参考書を読めば学力が上がると思って期待をして買う人は多いと思います。また取っつきやすいマンガやアニメの参考書なら読み切れると思い好きなアニメの英語を買う人もいるのではないでしょうか。
今回は読んだとしてもまったく勉強にならない教科書や参考書についてお話します。
もえたんとは
『もえたん』は、2003年の秋に三才ブックスより発売された英語学習と二次元(アニメ調)美少女を組み合わせた英語参考書。内容的には、一つの英単語に対して、その解説と一つの例文が組になったものが多く掲載された単語学習帳である。英文監修は埼玉大学名誉教授の渡辺益好、例文の英訳は西武文理大学専任講師の鈴木政浩が担当した。
数多く出版されている「萌え本」の中では最も商業的に成功したタイトルとしても知られる。『もえたん』の「たん」とは、英単語の「単」とインターネットコミュニティにおいて用いられる接尾語「たん」をかけている。
2006年7月時点で、第1作と第2作の累計発行部数は40万部を超える。
参考書は読み物ではない
累計発行部数は40万をこえる単語帳を読んだ人たちは学力が上がっているかというとそうではありません。単純に売れただけの参考書なのですが大半読み終わったらそれで終了しています。参考書としての効力が弱い…。ということでしょう。
取っつきやすさと使いやすさと覚えやすさは別
何もアニメ系の英単語帳や、かわいいだけの英単語帳が悪いといっているわけではありません。今まで勉強に触れていなかった人が取っつきやすさからやってみる機会にはなるのかもしれません。ただし使いやすさと覚えやすさは別問題なのです。
艦娘の名前は覚えられる人から学ぶ事(使う機会の大切さ)
艦隊これくしょんの戦艦の名前を艦娘と言います。彼らは英語・ポルトガル語・フランス語など多岐にわたる戦艦の名前を簡単に読み上げます。名前なのですから使う機会は多いので、単語として反復練習がされているから。なのでしょう…。
覚えやすさは使う機会が多いもの
アニメのセリフを英語にしても、その表現を使う機会を考えればほぼないことが分かります。スラムダンクの諦めたらそこで試合終了ですよ「When you give up, that's when the game is over.」を使う機会はまだ実生活で使うことがあるかもしれませんが、ファンタジーな世界の言葉はただただイタイだけの人になるかもしれません…。
再度読み返すことができるか(飽きないか)
人はいつか飽きてしまいます。画風をみて古いと感じることもあるかもしれません。参考書は読み物ではなく何度も反復するような、読み返しが必要な要素が強いものですから、飽きる要素は不要かもしれません。熱狂的なファンやネタを求めている人以外はさすがに飽きやすいアニメ要素が入っているのはきついのではないでしょうか…。
学生という要素と不適合(ずっと一つのアニメに拘る人)
学生というなら流行の最先端!だから古いものを持ちたくない。これはスマートフォンやアパレルなどのファッションにも出ています。逆に流行から外れた「拘り」はオタクっぽいというか、こだわりが強くて取っつきにくいと捉えられ、友達が限定的になる側面が出ます。学生はコミュニティです。
一つのアニメに拘ることになる参考書
1クール中にすべての勉強が終わればいいのですが、参考書を使う機会は多岐にわたります。2年間同じアニメの柄を使って勉強することは、友人から見ると「相当お前そのアニメ好きだよな」「拘り強い…。」につながりかねません。本来は内容を重視するはずだった参考書はいつの間にか漫画の一種として取り扱われてしまいます。
最後に
売れるから作るのは仕方がないことでしょう。そしてそれによって救われる人は少なくはないと思っています。すべてが悪いわけではない。勉強をするために購入するものなのか、それともコレクションとして購入するものなのかは選別して購入するのがいいでしょうね…。