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アニメ界からも手招き!?かつてないほどの期待を背負う「中条あやみ」がガッキーを超えるかもしれない!?

 モデルで女優の中条あやみ(23)が、10月31日スタートの連続ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK、土曜深夜)で主演に挑戦する。連続ドラマでは初の単独主演を務めることになる彼女。女優としての飛躍に期待の声が高まっている。

anan (アンアン) 2018/07/25 No.2111[本気の腸活。/中条あやみ]

 1997年に生まれ、2011年より若い女性向けのファッション誌『Seventeen』の専属モデルとしてキャリアをスタートさせた中条は、2012年から女優としての活動も開始。デビュー作はアクションサスペンスドラマ『黒の女教師』(TBS系)だった。

 2014年にはホラー映画『劇場版 零〜ゼロ〜』で初の主演に抜擢。さらに活躍を続け、昨年には連続ドラマ『白衣の戦士!』(日本テレビ系)で女優の水川あさみとダブル主演を果たしている。 

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 そんな中条の魅力について、本人に取材したことのあるカメラマンでライターの名鹿祥史氏は「小顔でスラッとした細身、印象的な眼差しが中条さんの最大の武器」だと語る。

「イベントなどで実際に取材をし、会ってみると、同世代のタレントやモデル、女優とは比べ物にならないほどの華を感じます。芸能人を見慣れた報道陣はちょっとやそっとのオーラでは驚いたりも、見ほれたりすることもありませんが、かつての深田恭子や綾瀬はるか、新垣結衣らがそうであったように、そこにいるだけで関係者を味方につけるほどのオーラを纏っているのです。表情に険もなく、どんな仕事も嫌味なくこなせてしまう。そういう意味でも今後、ドラマや映画でのヒロイン起用が増えていくと思います」(名鹿氏)

 

 また、演技力の面でも今後の活躍に期待することができるそうだ。

「演技力の面では、昨年、その未熟さをメディアなどで指摘されてしまうことも多かったのですが、演技力は経験を重ねることも大切です。今回のドラマで単独主演を果たすことでまた一つ成長が見込めますし、女優としての自覚も強く芽生えてくると思います。何より彼女には天性の華があるので、作品にさえ恵まれれば、この主演作を機に女優としても一気に飛躍できる可能性は十分にあると思います」(名鹿氏)

 さらに、ドラマウォッチャーでライターの中村裕一氏は、中条の魅力について「スタイルの良さが非の打ちどころのないくらい完璧」である一方、「銭湯やサラリーマン川柳が好きだという庶民的な一面も持っており、彼女を知れば知るほどそのギャップと親しみやすさに惹かれる」と語る。 

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「女優としてはこれまで、映画『チア☆ダン』でのチアダンサー、『覆面系ノイズ』でのバンドのボーカル、『ニセコイ』での金髪ハーフ美女など、キャラの立った個性的な役が多かったのですが、彼女が演じると不思議と違和感がなく、すんなり受け入れられる。元気で明るい表情も素敵ですが、憂いを帯びた切なく哀しい表情がとても魅力的で、表現力の多彩さを感じます。最近ではドラマ『白衣の戦士!』などで等身大の役にもチャレンジしており、まだまだ無限の伸びしろ、そして可能性があると言っても良いでしょう」(中村氏) 

 

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』での中条の演技に、中村氏はこんな期待を寄せる。

「今回の新ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』はNHK大阪局の制作。単独主演ということでプレッシャーもあるかもしれませんが、大阪は彼女の地元とあって、リラックスした空気感で撮影に臨めたことでしょう。ドラマのほうは、彼女が演じる閻魔大王の娘・沙羅が死者と対峙するという設定で、かつて釈由美子主演でドラマ化、映画にもなった『スカイハイ』を彷彿させる世界観に期待がかかります。難しい役どころですが、彼女なら確かな演技を見せてくれると思います。 

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 11月には女性パラアスリートの生き様を描く主演映画『水上のフライト』の公開、来年1月にはドラマ『君と世界が終わる日に』の放送開始と、出演作が続々と控えており、来年以降もっと多くの人の目に留まる機会が増えていくでしょう。

 単独主演することで制作者の注目も集まり、さらなるステップアップが期待できます。クールな役から可愛い役、キャラの濃い役まで、幅広く演じられるのが一番の魅力。映画やドラマだけでなく、異国の地で現地の人たちとふれあう紀行番組や、世界進出を視野に入れた語学番組などでも彼女の姿をぜひ見てみたいですね」

 もともとダンスは苦手だったが、映画『チア☆ダン』のために訓練を積み、苦手意識を克服したこともあるという努力家な一面もある。“天性の華”で国民的女優になる日も近いかもしれない。

●取材・文/細田成嗣(HEW)

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