再三取り上げてきましたがフルーツサンドは高いです。この高いというのはいろいろな見方ができます。販売価格が一般的なサンドイッチよりも「高い」ですし、カロリーも「高い」と言えます。今回は原価率も高いという話を考えていきましょう。
一般的な原価率は30%
この数値は覚えてきましょう。業態によって違いはありますが、一般的に食品の原価率は30%です。売値
300円のサンドイッチを購入した場合、原価としてみれば大体100円
なぜならこの売値の中には人件費や売れなかった時の破棄する値段などが織り込まれているからです。
フルーツサンドの原価率は40%超
生鮮食品は保存がきかず基本的に破棄されます。売れ残って破棄されること前提に値段設定をするのは前項で話した通り。フルーツサンドの原価率は爆上がりです。
そもそもフルーツが高い?
そしてフルーツが高いので結果的に値上がります。ただ、フルーツサンドの金額が高い理由はフルーツが高いからという一般的な意見には若干ですが反発したいですね。安いフルーツを使ってもフルーツサンドという製品にしたら高くなります。
フルーツサンドという製品はさらに寿命が短い
生クリームはすぐに垂れます。生乳を使うことが多いので賞味期限はシビアです。フルーツは完熟を利用しなければゴリゴリして美味しくない。結果的に消費期限は1日~2日です。むしろ作り置きができないと考えたほうがいいでしょう。
フルーツサンドの原価率50%の店もある
焼肉食べ放題で最短で元取れする方法は野菜を食べることだといわれるぐらい生鮮食品の原価は高いのです。
原価を下げる工夫は組み合わせ商品
コーヒーの原価率は2%程度。2商品で同じ価格ということはありませんが、セットで購入してもらえれば原価率は下がります。原価率を商品としてみるか、それとも店全体で見るかによって見方が変わるという考え方です。