捨てられないもの。それは「銀行口座」
地方銀行の預金口座で、NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出し被害が相次いでいることが8日、分かった。仙台市と岡山市にそれぞれ本店を置く七十七銀行と中国銀行で確認されており、被害状況の調査を急いでいる。
口座番号や暗証番号などの情報を不正に盗み出した第三者が、ドコモ口座を開設して預金を引き出したとみられる。両行は、対応策としてドコモ口座の新規登録については「Web口振受付サービス」の利用を停止した。
大垣共立銀行もサービス停止
平素はドコモのサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
以下の日時より、下記金融機関で下記のサービス申込受付を停止しております。
■対象金融機関
・七十七銀行
・中国銀行
・大垣共立銀行
■受付停止日時
2020年9月5日(土)0時~(七十七銀行)
2020年9月8日(火)0時~(中国銀行、大垣共立銀行)
■受付停止内容
・上記対象金融機関の銀行口座登録
・上記対象金融機関の銀行口座変更
お客様にはご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
受付再開につきましては、改めて、本お知らせにてご案内いたします。
東邦銀行もサービス停止
東邦銀行は「七十七などの不正利用の発覚を受けて社内調査したところ、同様の取引が確認できた」(広報社会貢献課)と説明した。詳細を引き続き調査している。同行ではドコモ口座での同行口座の登録・変更の申し込み受付を停止する手続きを進めているという。
セキュリティが弱い場所が狙われた可能性
暗証番号と口座名口座番号のみで取引できる銀行が狙われてる可能性が浮上。暗証番号は総当たり式で0000~9999を連番記入。通常3回以上の取引で停止されるが、ネットバンク利用の場合は例外があった可能性。本人確認はdocomo側で出来ていたことを前提に作っているセキュリティに問題があるサービスの可能性
\ 銀行に入れておいても増えない!だからDMMに口座作成 /
最近では強固なサービスもある
SMSにてログインの時に通知が流れるものもあれば、セキュリティサイトで承認がされないと取引ができないような第三者取引方法なども最近では存在をしている。しかしこれらの対応を地方銀行では取っていなかった可能性があり問題が出ている。
地方銀行利用者は注意。被害額はまだまだ増えるぞ
他人事ではないことを覚えていてほしい。ドコモ口座と言うのは勝手に作成されて、自分の口座にかぶさる形で存在している。つまり現時点では引き出されていなかったとしても、もしかしたら口座番号さえわかっていれば入金情報は突破されているかもしれない。つまりいつでも引き出せる状況になっている可能性があるのだ。どこかのタイミングで引き出される口座だと思っていなければいけない。
対策はどうすればいいのか
少なくとも今回上がっている口座は解約をした方が良いとは思う。できる限り地方銀行ではなく、大手の銀行を使うのが理想的ではなかろうか。また使っていない口座があれば解約をするとともに、投資目的なら銀行預け入れをせずに、外貨口座を専用で立てるのは理想的に見える。