飲みの文化「締めのラーメン」がついに消滅する!?時短要請に店側は対応苦慮
東京都の飲食店などに対する営業時間の短縮要請を受け、都内で店舗を展開するラーメンチェーン各社も対応に苦慮している。
「一蘭」(福岡市)は都内19店舗のうち、大半の店が午後10時以降も営業している。広報担当者は都の時短要請について、「飲み会後のシメや、残業終わりに利用してもらうことも多い時間帯で、時短営業をした場合の影響は少なからずあるのではないか」と危惧する。店舗の営業時間を短縮するかどうかは、26日以降に決定するという。
都内でラーメン店「一風堂」を27店舗展開する「力の源(もと)ホールディングス」は5月半ばから、全国の一風堂の営業を再開させたが、直営店での深夜営業は中断したままだ。広報担当者は都の要請について、「『深夜にラーメンを食べる』という慣習が見直されるきっかけになるかもしれない」と受け止める。
一方、銀座や六本木などの都内6店舗は、別会社などが「一風堂」の屋号を使用して経営するフランチャイズ店で、営業時間や日数はオーナーが決定権を持ち、現在も午後10時以降の深夜営業を続けている。これらの店舗については、今後の対応をオーナー側と相談するという。