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OCNモバイルONE 料金改定発表!! 月々700円&通話アプリ不要で通話料金が値引きで大盛り上がり!!

 NTTグループのMVNO(仮想移動体通信事業者)、いわゆる格安SIMのOCNモバイルONEが25日、料金プランの改定を発表。最も安価な月あたりの通信量1GB(ギガバイト)プランで税別700円(以下すべて税別)と現行プランから大幅に値下げとなり、再三発表が延期されてやきもきしていた既存ユーザーからは安堵(ど)の声があがっている。

 料金が改定された音声通話対応のプランは1GBで700円から10GBで1600円までの4段階で、10GBのプランでは現行の2880円から約44%オフとなる大幅値下げに踏み切った。4月1日からスタートし、すでに値下げ対象のプランを契約しているユーザーは、同日から自動的に新料金が適用される。現在提供している20GBと30GBのプランは料金据え置きでサービスを継続するが、新規申し込み受け付けは3月いっぱいで終了する。

 国内通話は30秒で10円。4月7日以降は通話専用アプリを使わずに発信してもこの料金が適用される。定額でかけ放題となるオプション3種類は現行と同じ料金で継続。データ容量の繰り越しは翌月末まで可能。電話番号を変えずに別の携帯電話会社に乗り換える「番号持ち運び制度(MNP)」で転出する際の手数料は、4月1日以降に転出完了した分から無料となる。

 同社は2月24日、公式ツイッターで3月に新料金プランを発表することを明かし、公式サイト内に特設ページを設置。しかし、3月に入ると「中旬」と表記を改め、8日になって「12日」とようやく日程を確定させたものの、10日になって再び「3月下旬」に延期すると告知。契約者の間に不満の声が広がっていた。

 待ちわびた発表に、ツイッターでの既存ユーザーの反応は「安くなりましたね。正直言うと嬉しい」「期待して良かったと思える内容です」「個人的には十分満足です」「6GB+完全かけ放題で税込2750円になるから、まずまず合格点」「MVMOで4割値下げは頑張った」など、概ね好評。

 競合他社との比較では、「対IIJと直接競合しないところを攻めてきた感じがするなぁ。例えばIIJの4/8/15GBまではいらない、ちょっと少ないところの3/6/10GBをうまく埋めてきた」「今からでも遅くないから990円(税込)で5GBにしなよ。あと770円(税込)の方は3GBに」「nuro のぶっとびに行くか…同じ990円(税込)だと月に2GB分も多い」など、価格設定の近いIIJmioやnuroモバイルの新料金と比べて評価したり、注文をつけたりするユーザーが散見された。料金だけでなく、「速度制限200kbpsは見直してほしかった」「低速モードの仕様は変化無しって事? それならIIJにすぐ転出する」など、速度制限がかかった時の通信スピードに着目し、物足りなさを感じたツイ民も見られた。

 料金以外で反応が大きかったのが、通話用アプリなしで通話料金の割引が適用される改定。「専用アプリ不要は親に持たせるには良い条件」「家族に使わせる上で一番必要だったプレフィックス無しかけ放題が実現するのが一番嬉しい」など、音声通話を利用する機会の多い高齢の家族を持つ利用者からの歓迎の書き込みが目立った。

 一部には、「さんざん引っ張った挙げ句これって弱すぎませんか?」との厳しい声も。一定の価格競争力は認めるものの、待たせた分の“詫び料”が足りないという受け止めのようだ。10日に発表を再延期した際、OCNモバイルONEは「NEW PRICE(新料金)+α」と予告していたが、「なんにも+αになってない」「ショボすぎて笑ってしまった。+αってなんだ?」など、+αと思える内容が含まれていないと感じたユーザーも見受けられた。「ツッコミ入れるとキリがないですが、追加容量が1GB 500円と高いままだったり、5G対応に関する言及が無かったり…」と、オプションやまだ明らかになっていない仕様についての不満や疑問を呈するコメントも見られ、必ずしも歓迎一色というわけでもない。

 特に現行の20、30GBプランのユーザーからは、「20GB 1980円のmvnoに対抗してくれると信じてたのに20GBなくなってる」など、料金据え置きかつ新規受け付け終了ということで、置き去りにされたとの嘆きが少なくなかった。ただ、「10GB以上データ使う人はahamoにという事でしょ」との指摘があるように、同グループであるNTTドコモの新プラン「ahamo(アハモ)」との共食いを避ける意図もあると見られる。実際、昨年12月のアハモ発表時に同社の井伊基之社長が、割安のプランをMVNO事業者との連携で提供することを検討していると説明しており、今回のOCNモバイルONEの料金改定がこれに該当するとも考えられる。