今後残る企業はPayPayだけかもしれない。そんな予想が立てられる現状になっています。では、現状の確認をしていくとともに、なぜそういう話なのかを確認していくことにしましょう。
現在の勢力図は携帯キャリア主体
実は現在のQRコード決済事情は、ほぼ携帯電話キャリアに占拠されているといっても過言ではありません。docomoのd払い、auのauPAY、softbankのPayPay、楽天ペイの4極が強いものとなっています。それ以外の支払いについては誤差でしかありません。
実は連合軍が存在している
この勢力図を壊そうとしているのが、JapanPay(JPQR)です。「au PAY」「銀行Pay(OKIPay、はまPay、ゆうちょPay、YOKA!Pay)」「メルペイ」「LINE Pay」「楽天ペイ(アプリ決済)」「りそなウォレット」の6サービス。各コード決済サービスにて、準備が整い次第JPQRへの移行が予定されている。
auPAYや楽天ペイは連合軍…。
この点は重要な情報でしょう。auPAYや楽天PAYはキャリア勢として名をはせていたとしても、JPQRに加盟しています。つまりいらなくなったらどこかに売却予定と言うのがなんとなくわかるわけです。今後残っていくのは、PayPayとJPQRしかない可能性が出てきます。
なぜPayPayは残ると思っているのか
バラマキの影響で、PayPayは確実に赤字です。しかし残ると予想できるのは最近流行の「ミニアプリ化」でしょう。このミニアプリはキャリア決済のように他のアプリに吸着して、支払い方法を利用できるという最大のメリットがあります。
セブンイレブンアプリにPayPay
ミニアプリ化はすでにリリースされているのは各種あります。たとえば2020年の10月から導入されるものとして、セブンイレブンのアプリ決済にはPayPayが利用可能です。本来ならnanacoがあったはずなのですが、この決済部分は他の事業者に任せてリスクヘッジの流れでしょうかね…。
「セブン‐イレブンアプリ」に決済サービス「PayPay」を搭載 - プレスリリース
UberEatsでPayPay
UberでPayPayが導入されています。ミニアプリになっているので、わざわざアプリを立ち上げなくてもOK。単純にPayPayアカウントを持っている人なら、UberEatsのアプリ内で購入が可能。結果的にキャリア決済のように支払いを設定するだけで利用可能なわけですから簡単です。
Uber Eatsのミニアプリでおトクなキャンペーン! - PayPay
LINE Payは連合軍に行くかPayPayに吸収されるか
この点には注目が集まるかもしれません。LINEモバイルは現時点ではSoftbankグループですから、もしかしたらLINE PeyもPayPayに統合される可能性もあり得ます。最近ではLINE Payもミニアプリ化を進めているので、ソフトバンクグループの技術の高さも際立ち始めました。もしかしたらPayPayになるのではないかと言う予想ができます。
PayPayブランドに統合されたためにメリットも明白になった
ネットバンクの老舗であり、超人気のネットバンクの「ジャパンネット銀行」は、もともとはヤフージャパンのグループであり、Softbank系列でした。このジャパンネット銀行は、PayPay銀行に名称変更を行い、ブランド統合を推し進めていきます。
ネットバンクなのにジャパンネット銀行のみ特別扱い
最近では少なくなりましたが、通常ではネット銀行では支払いができないもの(クレカ支払い・外貨受け取り等)がある中、ジャパンネット銀行のみは対応しているなどの優遇も多いです。またジャパンネット銀行からPayPay銀行になり、「名称変更によるキャンペーン」も予想されているので今のうちに手に入れておくのが良いでしょう。
Y!カードは手に入れておくべき
Y!カードはPayPayカードに名称変更されます。こちらも同様に名称変更に伴うキャンペーン中。