名古屋市の名古屋港で19日、冬の花火イベントが開催され、澄み切った空を彩る華やかな花火に来場客から歓声が上がった。新型コロナウイルスの影響で中止が相次いだ花火大会だが、検温や消毒、マスク着用のほか、席数を減らすなど感染防止対策の徹底で実施にこぎ着けた。
日本有数の花火製造・演出会社、磯谷煙火店(愛知県岡崎市)による音楽やストーリーを交えた演出が特長。席数を例年の3分の2程度の5000席に縮小し、ほぼ満席となった。家族4人で訪れた同市の自営業柿島めぐみさん(47)は「来年への希望をもらったようで良かった」と話した。