最近では様々なコンテンツが作られ、そして飽きられていく現状です。しかし私たちは歴史を知ることで次の未来を考えることができるのかもしれません。今回はmixiというすたれていったサービスを見ながら考えてみることにしましょう。
mixiは一斉を風靡した最強のSNSだった
知らない人がいるかもしれないので一応。mixi(ミクシィ)は日本版のFacebookだと考えるとわかりやすいかと思います。元々は招待制のサービスであり、そして一般化した流れもfacebookと類似しているポイントです。ここでは「わたし」の略歴や、コミュニティなど。さらには「あしあと」などを使って、様々な人とコミュニケーションが取れるツールでした。
mixiは廃れていった
廃れた背景は様々な事柄が挙げられます。まずはPC時代の後半だったこと。世はケータイ電話・スマートフォン時代。そんな中、パソコンサイトだけでは攻撃力が足りません。まだケータイ電話ユーザーにはリーチしていた可能性がありますが、スマートフォンには対応しきれず、Twitterなどのつぶやきを垂れ流すものに押されていき薄れていきました。
mixiの次は何だったか。Twitterは一方的な発言
Twitterは「つぶやく」と言うのがメインになります。これは相手の事を考えずに、まずは自分がつぶやくことから始まります。どちらかと言うと垂れ流しに近い印象だと考えてください。つまり、mixiはかかわりを目指したツールに対して、Twitterは一方的な事柄を発信し続けるツールだったのです。どちらかと言うとミニブログに近いのかもしれません。
次の世代は関わりを持つ「LINE」「Instagram」
既に見えてきた人はいるかもしれません。「Blog→mixi→Twitter→Instagram」これは垂れ流しと関わりが交互に起きている現象です。Twitterの次に至るものはかかわりが強いものとなりました。InstagramなどはTwitterと近しい印象がありますが、本質的な部分は違うと個人的には思います。LINEなどはコミュニケーションツールでもあるので日常化しています。さて次の世代は一方的な発信になるのでしょう。
技術進歩は一方通行と相互で出来る
まずは自分たちが発信をすること、そして発信がリアルタイムに見えて反応をシェアする等の相互通信技術は後から出てくるものです。つまりこの技術のかかわりがこのようになったとも考えられます。または単純にSNS疲れなどの言葉にもあるように、人間は関わりすぎると疲れしまうのかもしれません。