音声認識だけで書く誤字雑事ログ

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豆腐と納豆は中国から由来した時に逆になった説

今週のお題「納豆」

 

納豆と豆腐の語源が中国から由来した時に逆になった。そんな話を聞いたことはありませんか?確かに納豆は「豆を納める」のではなく、「豆を腐らせて」作るもののように見えますし、豆腐に関しては「腐る」要素はありません。この説本当なのでしょうか…?

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信ぴょう性は薄い

そもそもとして、この「納」「腐」という漢字は日本語的に正しいのか、そして中国語としてどのような意味を持つのかを知らなければいけません。日本的には正しいと感じている文字でも、もともとの意味は違う可能性だってあるわけです。 

 

豆腐の「腐」とは

日本語では痛んでいるような印象を与える「腐」ですが、中国ではその意味ではありません。この腐は肉などを貯蔵しておく倉を刺します。そして貯蔵されたものと言う意味合いから「柔らかくなったぷにぷにした存在」を指すこととなります。つまり豆腐というのは、豆が柔らかくなりぷにぷにしたものとしてとらえられると間違いがなくなってきます。

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豆腐を豆富と書くことを知っていますか?

日本語の腐には意味合いが足りないことがわかってきました。それではこれを補う方法として、違う文字を使う料亭は数多く存在します。豆腐ではなく豆富と書けば、豆が豊かに見えます。このような気遣いによって使う漢字を変える料亭もあります。

 

ちなみに「乳腐」とは

豆腐に対して、乳腐というものがあります。これ中国語でヨーグルトです。発酵してるじゃんという突っ込みは置いておきながら、この語源も考えていけば「柔らかくなったぷにぷにした存在」を付け加えてみましょう。サラサラしていた牛乳に対して、倉において置いたら「牛乳がぷにぷにして柔らかくなった存在」と考えれば辻褄は通ります。 

 

納豆の「納」とは

元々は寺院で作られたのが納豆だそうです。寺院の台所を「納所」と呼びます。元禄時代の『本朝食鑑』に記載があり、納豆の由来としてはしっかりしてそうです。 

 

 

最後に

俗説としての「豆腐と納豆は中国から由来した時に逆になった説」は楽しいです。このうんちくを披露すると大半の人が「へー」と言ってくれるのではないでしょうか。だって想像しやすいですからね。でも、一歩踏み込んで、実は違うんだよと言う話をしてあげることでさらにインテリな印象は与えられますよ!