「Netflixでダークエルフが登場する作品が人種差別として削除された」とTwitterやSNSで話題になっていました。しかし根拠となるものはダークエルフが問題なのではなく、黒塗りのメイクが問題になっていました。
このままではダークエルフはたぶん差別として認定
そもそもとしてダークエルフの存在は、褐色の肌と強力な魔力から差別されることが設定上多いのです。これは現在の世界の縮図ともとれる状態で、差別があるから集落では生きられない(よって悪になる)事が設定上多いように思えます。
ダークは黒いエルフなのか、悪のエルフなのか
ダークと言うのは何を意味するのでしょう。そしてここに表れるのはハーフエルフの存在も考慮していかなければいけません。このエルフの戦争は現在の状態に近しいと思えるのです。また物語と言いながら、このエルフとダークエルフが本質的に仲良くなることを描いた作品は少ないのです。
今回の削除されたもの以外にも考える部分は多い
今回のNetflixの削除は妥当だと思われます。そしてTwitter等SNSでの拡散は間違えていることを拡散しているのは事実でしょう。しかし、本質的な部分として「ダークエルフ」や「ダークナイト」の差別が解消することはありません。
いつからか敵だから黒い。悪は黒い。のイメージ
ファイナルファンタジー4では、暗黒騎士が主人公です。のちにパラディンとなりますが同様に黒から白へジョブチェンジします。なぜ暗黒騎士ではいけなかったのか。それは黒い甲冑を被る騎士「暗黒騎士」は悪の心で戦うからなのです。悪の心では仲間を救えない…。子供ながらに「暗黒騎士で最後まで行きたいんだけど…。強いし」と思った記憶がよみがえります。
いつか良い決着がつくと良いなと思う。
イメージは変えることが難しいのでしょう。多分日本人の場合は、他国に対して差別的に考える志向はずっとずっと変わっていません。島国なんですからの一言で終わらせる傾向もあるのだと思います。このように他国の場合は黒人や白人の問題を抱えているのだと思います。いつかどのような形になるのかは分からないですが、一つの人種になれる日を願っています。