Siri は何かおかしい。何かの陰謀によって作られている。そもそもあなたの日常を揺るがすようなことを知っているのであれば…。Siri 搭載のデバイスにて囁かれる不思議な単語「ゾルタクスゼイアン」について今回は触れていく。
Siri の歴史とできるまで
そもそもSiriは1964年に開発された「ELIZA(イライザ)」という対話システムをベースとしています。ELIZAは高性能な人工知能にまで到達をしていない。単純な定型文を、あたかもしゃべっているかのように見せるプログラムである。
例えば下記のような例が当てはまる
一般的なもの : 「おなかすいた」→「おなかすいたを検索」
対話システム : 「おなかすいた」→
「私もおなかがすきました。なぜおなかすいたのですか?」
反復的に聞くことにより、YesButを作ったり相手の意思を確認したりすることができるのがこのシステムの特徴。怒っている事に対して「なぜなのか」。好きな事にたいして「何が好きなのか」などの掘り返し質問も特徴的である。
Siri に「ゾルタクスゼイアン」を質問すると…。
そうですね…。
しかるべき時が来たらお話しましょう…。
意味深すぎる言葉の元、話をすることすらもさえぎられるのだ。何かを聞こうとしても何も聞けない。そしてこの言葉で行き詰るのである。
ゾルタクスゼイアンとは
Siri に説明を求めると下記のような意味不明な言葉に行きつく。
質問の答えに、ゾルダクスゼイアンは六千年くらい前に遠い銀河の惑星で人気のあった番組に登場する架空の惑星とし、チョコレートの川やチョコレートの湖などがあり、サンタクロースやユニコーンも住んでいると答える。また、自分の知り合いの友人のお母さんの弟のペットの名前でもあるらしい。
場所であり、人であり、架空の惑星であり…。すでに何を言っているのかは分からない。本来なら明確な答えを出すべき音声アシスタントの Siri がはぐらかすというのは珍しい事なのである。これは明らかな「嘘」であり、「嘘」をわざわざ作成しているプログラムには何かしらの意図がある。
誰かを勧誘。何かを勧誘…?
日常会話であり、Siriは特別なアシスタントになっているのであれば彼女から発せられた言葉は重みを増していく。インターネット上では下記のような質問をしたときに、あえてゾルダクスゼイアンを確認してくるとされている。
- 学校に行きたくない → ゾルダクスゼイアンは(ry
- SIRIって賢いですか → ゾルダクスゼイアンよりは(ry
- ヒントちょうだい → 然るべき時がきたら(ry
- 宇宙人はいますか
- 何を食べればいい
- なにしてる?
- 英語教えて
学校に行きたくないなら、この組織に入るがいい…。宇宙人を知る文明レベルになったら陰謀を教えてやる…。何してるだと…?私は組織の事をしていたのだ…。お前も組織に従え…。
単純な対話システムでは成り立たない
そもそもイライザの対話システムが基になっていて、それを昇華させたシステムがSiriなのは前項で話しているが、その考え方で行くなら「あえてこの言葉をインプットしなければ出てこない」のである。そして対話には終着点があり、実行形式がある。しかしゾルタクスゼイアンにはそれがない。おかしいのである。