レインボーブリッジが赤くなったり、都庁が赤くなったりするだけで、何が変わったとも言えないのではないかと言う意見が出まくっている今日この頃。東京アラートという聞きなれない言葉に混乱をしているのではないでしょうか?
今回はこの「東京アラート」と
「色の政治利用」について考えてみるよ!
そもそも東京アラートってなに?
経済を加味した結果、コロナウィルス対策をせずとも緊急事態宣言を解除してしまった現在。知事には全くと言っていいほど権限がありません(緊急事態宣言は国の権限の一部を知事に特例で付帯する宣言)。その中で休業などは「国よりも弱い、都道府県からのお願い」という形で要請を出します。当然拘束力はありません。無視しても罰則などはないのです。このお願いを出す基準が「東京アラート」となります。
7つのロードマップ
- 新規陽性者が1日20人未満
- 感染経路不明50%未満
- 陽性者の増加比⇒週単位で比較
- 重症患者数
- 入院患者数
- PCR検査の陽性率
- 受診相談件数
基準を策定するのは悪いことではありません。この件数や比率が少なくなれば順次開放(Step1~3)と条件緩和していきます。しかし条件見直しの話は全くなく、Step2まで行った後、1へ戻るということはあまり考えられていない指標です。
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キーポイントは3つ
- 一日の新規感染者数が50人
- 感染経路不明50%
- 週単位の陽性者の増加比2
大阪モデルなどの「あたかも地域の名前を出して頑張ってるアピールした言葉」が最近政治家の中で流行に見えますが、各地で言われている「新規感染者数・感染経路不明・陽性者増加」は重要な指標のようです。
本当は調べている件数が増えていることの指標が欲しい
一応「受診相談件数」として指標はあるのですが、指標として検査をしている数が大幅に増えていくことが求められると個人的には思っています。すなわち無自覚者をしっかりと確認する処置が必要ですが、この部分は全くの更地状態です。新規感染者数「0人」と高らかに出している都道府県は最近多いですが、残念ながら無自覚者は調べようがなく、意外とまき散らしている現状かもしれません。
全体的に「東京アラート」は分かりにくすぎる
本当に「地域の名前を出して頑張ってるアピールした言葉」がありふれていて、いい加減に厄介です。そして罰則もなければ何もないことに関して、人は何かをしようとは思いません。単純に「東京からの自粛のお願い」の方がわかりやすいのです。
スカイツリーの特別なイルミネーションと何が違うの?
一般人からしたら、都庁が赤くなっただけであり、レインボーブリッジが赤くなっただけという意識でしかありません。一時期やっていた、スカイツリーのももいろクローバーZコラボと何が違うのかわからないのです。幻想的な風景と警鐘を鳴らすのは明らかな違いがあるのではないでしょうか?
ナチスに似ている小池都知事のやり方
色を政治利用するのはナチスドイツがやっていたことでした。そして小池都知事は2016年の都知事選挙にて「グリーン作戦(百合子グリーン)」という指示者はグリーン(緑色)を携帯するという「色の政治利用」を行い、インターネット上ですごく叩かれていました。ナチスでいう赤色を持っていない人は敵であるというものを模範する行為でありネット民は騒然としていました。
この百合子グリーンは、色によってテリトリーを可視化することができるという政治手法です。今回のイルミネーションも、ある意味での「色の政治利用」と言えるのではないでしょうか。